Presskit-Distillerie de Paris

ひとつの感性が生まれるまで―幼少期から蒸留所へと続く感性の軌跡

わたしは子どもの頃から、味や香り、そして素材が変化していく瞬間に強く心を惹かれてきました。 特に忘れられないのは、祖母と一緒に山羊のチーズを作った時間です。搾乳から凝固、そして熟成へ——乳が少しずつ姿を変えていく様子を、夢中になって眺めたものです。 あの変化には、どこか“錬金術”のような魔法があり、ごくシンプルな素材が、時間や微生物、そして人の手によって驚くほど豊かな世界を生み出していく。その神秘に心を奪われたのです。


この感覚は、1996年に家族で「ジュレス・パリ(Julhès Paris)」を始めたときにもあり、職人や生産者と向き合う日々のなかで、優れた食材や飲み物は、素材の変化を深く理解することから生まれるのだと改めて気づかされました。 そして蒸留の世界に出会ったとき、自分が探していた“言語”を見つけたように感じたのです。味を通して感情や世界観を表現できる——そんな新しい道が開けました。
蒸留に魅了されてからは、膨大な時間をかけて学びました。 幸運にもディアジオと仕事をする機会に恵まれ、世界を旅し、蒸留所を訪れ、偉大なクリエイターたちの歴史に触れました。 チャールズ・タンカレー、アレクサンダー・ウォーカー、アレクサンダー・カウイ、ロレーナ・バスケス——彼らが築いたスタイルやアイデンティティは、今も心に深く刻まれています。


同じ頃、ガストロノミーの世界でも創造性が大きく開花していました。 シェフたちは技法や食感、体験そのものを再発見し、大胆に再構築して料理の可能性を広げていたのです。 「蒸留の世界にも、同じ自由があっていいはずだ」と考えるようになり、科学・香水・料理・デザインが交差する広大な領域があることを実感しました。
こうしてディスティレリ・ド・パリを“味の美学を探求する研究所”として構想するに至りました。 技術はあくまでアイデアのためにある。そして、芸術・デザイン・モード・香水・ガストロノミーが絶えず対話する街、パリこそふさわしい場所だと感じたのです。

The Birth of a Sensibility — A Journey from Childhood to the Distillery

From a young age, I was deeply drawn to the moments when flavors, aromas, and raw materials begin to transform. One of my most vivid memories is making goat cheese with my grandmother. From milking to coagulation, and then to aging—the way the milk slowly changed its form fascinated me endlessly. There was a kind of alchemy in that transformation: simple ingredients, guided by time, microorganisms, and human hands, unfolding into an unexpectedly rich world. I was captivated by that mystery.

This feeling stayed with me when my family launched Julhès Paris in 1996.
Working closely with artisans and producers taught me that exceptional food and drink are born from a profound understanding of how ingredients evolve. And when I encountered the world of distillation, it felt as though I had finally found the “language” I had been searching for—a way to express emotions and a worldview through taste. A new path opened before me.

Once distillation captured my imagination, I devoted countless hours to learning its depths.
I was fortunate to work with Diageo, traveling the world, visiting distilleries, and immersing myself in the history shaped by great creators. Charles Tanqueray, Alexander Walker, Alexander Cowie, Lorena Vásquez—their styles and identities left a lasting imprint on me.

Around the same time, creativity in gastronomy was flourishing.
Chefs were rediscovering techniques, textures, and the very notion of experience, boldly reconstructing them to expand the possibilities of cuisine. It made me think: distillation deserves the same freedom. I began to sense a vast territory where science, perfumery, cuisine, and design intersect.

This is how the idea for Distillerie de Paris emerged—as a laboratory dedicated to exploring the aesthetics of taste.
Technique exists to serve ideas. And Paris, a city where art, design, fashion, perfumery, and gastronomy are in constant dialogue, was the only place that felt truly right for such a vision.

ディスティレリ・ド・パリ(Distillerie de Paris)は、創業者ニコラ・ジュレスの感性と探究心から生まれた、パリで唯一の都市型蒸留所である。
幼少期に体験した「素材が変化する瞬間」への驚き、世界の蒸留所で学んだ技術、そしてガストロノミーや香水の世界から受けた刺激——それらが重なり、彼は“味の美学”を追求する独自の蒸留所を築いた。

ニコラ・ジュレスが最も情熱を注ぐのは ジン。
植物、花、根、柑橘など無数の素材を組み合わせ、香りの構造を描きながら作品をつくるその姿勢は、まるで香水の調香師のようだ。ニコラにとってジンは「自由でありながら、最も難しいデザインのような液体」。蒸留という技術を使い、感情や風景を“香りの建築”として立ち上げていく。

ニコラはまた、日本文化から深い影響を受けている。
静かな優雅さを湛えた日本のウイスキー、素材の声を聴くように造られる酒、職人たちの精緻な手仕事。2017年以降の日本での滞在は、彼の創作哲学を大きく変えたという。「質感、緊張感、余韻——香りだけでは語りきれない美しさがある」と語る。

「味の美学を探求する研究と創造の場」として始まったディスティレリ・ド・パリは、現在、未来のクリエイターが学び、実験し、自分の言語を見つけるための“アカデミー”としての構想が進んでいる。

ボトルに込められたのは、ひとつのアイデア、ひとつの感情、そしてパリと日本をつなぐ静かな対話だ。

Distillerie de Paris, founded by Nicolas Julhès, is the only urban distillery operating in the heart of Paris.
Born from Julhès’ sensibility and relentless curiosity, the distillery traces its origins to a childhood fascination with “the moment when ingredients transform.” From early memories of watching milk become cheese to years spent learning from distilleries around the world—and drawing inspiration from gastronomy and perfumery—these experiences converged to form a place devoted to the aesthetics of flavor.

Julhès’ greatest passion is gin.
His approach—layering botanicals, flowers, roots, and citrus to construct aromatic architecture—resembles that of a perfumer. To him, gin is “a liquid that is both free and one of the most challenging designs to create.” Through distillation, he shapes emotions and landscapes into what he calls fragrant architecture.

Julhès is also deeply influenced by Japanese culture.
The quiet elegance of Japanese whisky, the way sake is crafted by listening to the voice of the raw material, and the meticulous work of artisans—all left a profound mark on him. His time in Japan since 2017 transformed his creative philosophy. “Texture, tension, afterglow—there is a beauty that cannot be explained by aroma alone,” he reflects.

What began as a “laboratory for researching and creating the aesthetics of flavor” is now evolving into an academy—a place where future creators can learn, experiment, and discover their own expressive language.

Each bottle carries an idea, an emotion, and a quiet dialogue between Paris and Japan.

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Address56 rue du Faubourg Saint Denis 75010 Paris, France
Foundation2015
URLhttps://www.distilleriedeparis.com/
Instagram@distilleriedeparis

歴史と献身が育んだ熟成美

Bodegas Ximénez-Spínola

生産者:ボデガス・ヒメネス・スピノラ
生産国・産地:スペイン・ヘレス地方

“ペドロ・ヒメネスという品種に特化したヘレス・デ・ラ・フロンテーラのブドウ栽培一家”。自らを称してこう表現する謙虚さからは全くもって想像しがたいが、古くからスペイン王室御用達を務める高級シェリーの蔵元であり、名前こそ明かせないがヨーロッパのセレブリテを顧客としてきた名門である。


最大の謎は、21世紀になるまで商品が極甘口シェリー、ペドロ・ヒメネスしかなかったこと。たった一つの品種からたった一つのワインを創業以来300年間も造り続けて来たとなれば、それが今やどんなに貴重なワインだとしても「なぜ?」と知りたくなる。ましてや酒精強化すらしていないとなれば、ソムリエに説明するだけでも一苦労なのだが、まずは理屈抜きで飲んでみて欲しい。この色合、そもそも並のペドロ・ヒメネスではない。透明感と輝きはまるで琥珀のようだし(琥珀は太陽の石と言われるパワーストーン)、液体はサラサラとしてどこまでも滑らか。そして香りは圧倒的。このワインを前にすれば、驚き、憧れ、言葉を無くしてしまう。磨き抜かれた品質の裏には、昔ながらの手仕事と細部に至るまで妥協を許さないという姿勢がある。そんなこだわりの一つ一つがとにかく圧倒的だから、飲めばうんちくが聞きたくなるというパラドックスが待っている。


今や本物の極甘口シェリーを造る唯一無二の存在となったこの蔵元で、現役最古のソレラシステムが設置されたのは1918年。以来、継ぎ足し継ぎ足し使い続けること遂に百年を迎えた(2018年、復刻版の記念ボトルが限定リリース)。長い時の流れを感じながら、今この瞬間を味わい尽くす。そんな大人の瞑想にぴったりのワインは、収穫から完成まで実に15年という時間を費やして造られている。この究極のペドロ・ヒメネスから派生した規格外の商品の数々にもぜひ注目して欲しい。

スピリッツクリエーター ディスティレリ・ド・パリ

Nicolas Julhès – Spiritueux de créateur

味わいはもうひとつの美の形。味覚の冒険家二コラ・ジュレスは、香りと素材への情熱の赴くままに飽くなき探求を続けます。ブルゴーニュやキューバ政府から蒸留を任されるなどコラボレーションも盛んですが、本拠地はあくまでもパリであり、パリジャンの手によるパリ市内で初の蒸留所がディスティレリ・ド・パリです。ここで生み出されるあらゆるものが、奥深さとエレガンスという二コラ・ジュレス氏の解釈に貫かれた作品です。

Creator of Spirits

Aventurier du goût, Nicolas est guidé par sa passion des arômes et des ingrédients. S’il distille en Bourgogne où à Cuba, c’est à Paris qu’il a créé son laboratoire: La tout e première distillerie parisienne. Chacune de ses créations est une interprétation singulière marquée par l’élégance et l’intensité.

Adventurer of taste, Nicolas is guided by his passion for aromas and ingredients. If he distills in Burgundy or Cuba, it is in Paris that he created his laboratory: The very first Parisian distillery. Each of his creations is a singular interpretation marked by elegance and intensity.

Products

|飲める香水| ジン
|森とつながる| メイプル・スピリッツ(原料高騰により生産終了)
|パリのシングルモルト| ウイスキー(限定)
|スペシャルエディション| ジン サンク(限定)

│オードパルファム│ Made in Parisの香水

La Boutique

蒸留所があるパリ10区のル・デュ・フォブール・サン=ドニ 60には、かつてパリで初となる香水店が軒を連ねていました。メトロにも近く、今では多様な文化が集まるとても賑やかなこの一画は、創造性を発揮し自由に表現するにはうってつけの場所。ディスティレリ・ド・パリは二コラ・ジュレスの感性を軸に展開するインスピレーションに形を与えるラボであり、香水やスピリッツに代表される洗練の品々が並ぶ美の世界です。

Custom-made distiller by Arnord Hornstein
751301 means Paris the very first

Artisan

技術はあって当たり前。感動を呼び起こすのは、そこにかけた時間。ジン、ウィスキー、ラムなどの蒸留酒には、それぞれ伝統の産地とレシピがありますが、二コラが目指すのはこれらとは一線を画す世界。既存の概念を脱却し、「フレームそのものをデザインする」というアプローチが大きな違いです。

Sustainability

「ディスティレリ・ド・パリ」で行う蒸留やニコラ・ジュレス氏が家族で営む高級食料品店「ジュレス」で販売されるケーキやペイストリー、コンフィチュールには新鮮なハーブや果物がふんだんに使われています。これがすべてパリ10区の一角で循環しているとしたら、夢のようだと思いませんか?

例えばお菓子に使うには熟し過ぎたフルーツは蒸留に、ジンに使ったボタニカルは蒸留所の庭の肥料になって再生されています。「リサイクルは考え抜かれていない限り、かえって非効率になる」と考え、計算し尽くされたコンセプトの下で、廃棄物から美しさへの転換が生まれています。

recycle 100% – used juniper berries
upcycle 100% -overrippen fruits transforms into alcohol

Roots

パリ10区の高級食料品店「ジュレス」を営むジュレス家に生まれ、幼い頃から質の高い商品に囲まれて育ったニコラは、「こんなにたくさんの商品の中から、みんなどうやって自分に合った物を選ぶのだろう?」と考える子供でした。それが普通のお店よりも少し高い品物となれば、なおさら不思議。

そうして見つけた彼なりの答えが、モノに備わる美しさでした。美しいから心の琴線に触れ、手に取ってみたい、身に着けてみたいと思わせるのだと確信したのです。美しいものに対する純粋な憧れ。「ジュレス」ではそれが商品を選ぶ基準になり、「ディスティレリ・ド・パリ」では創造の基本になります。

★動画: 『ディスティレリ・ド・パリ、美の提案』

唯一無二

そこにボトルがあるだけでオーラを放つお酒があり、そんなお酒には人を感動させる力があります。真似ようにも真似ることなど到底できない技とこだわりの上に輝く、唯一無二の味わいをお楽しみください。

We holds a curated portfolio with carefully selected one & only wines and spirits from around the world.

ディスティレリ・ド・パリ - DISTILLERIE DE PARIS
ボデガス・ヒメネス・スピノラ BODEGAS XIMÉNEZ-SPÍNOLA

ジン ペアリング in Paris

Some examples of amazing food paring with Distillerie de Paris Gin

例えば別々に調理すればワインに合うけれど、組み合わせると途端に合わなくなる素材を敢えて使ったレシピで、ジンなら自由なペアリングができるということを、パリ10区の蒸留所の庭でデモンストレーションしました。

ジュレス パリ

Julhès Paris,

パリの中心、10区の一画を占める高級エピスリー「ジュレス」は、ディスティレリ・ド・パリのオーナー蒸留家であるニコラ・ジュレス氏が家族と営む人気店。エピスリーのほか、高級ワイン&スピリッツ、手づくりのチーズやシャルキュトリーにペイストリーやベーカリーのほとんどが自家製であり、長年パリ市民に愛されています。ジュレスのバイヤーでもあるニコラ・ジュレス氏の目に叶った美しい食材が所狭しと並んでいます。パリ観光の際はぜひ訪れて見てください。

The place of the culinary gem of jambon buerre, patisseries, bread, cheese, chocolate, upscale wine & spirits!

59 Rue du Faubourg Saint-Martin, 75010 Paris, France

飲める香水。ディスティレリ・ド・パリのジン

Distillerie de Paris’ iconic Drinkable Perfume

WHO WE ARE

BATCH 1/バッチ1
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの楽譜に直しがないように、ディスティレリ・ド・パリの記念すべき第一作目はたった一度の蒸留で完成した。つまり修正なしで、だから名前はバッチ1。「100年後の人々が今を振り返った時、ディスティレリ・ド・パリはジンの歴史を変えた蒸留所だったと記憶されていたい。そう、フランソワ・コティのシプレ(1917年発表)のように」と願ったニコラ・ジュレス氏が、シプレにオマージュしたジン。爽やかな香りのシャワーを全身に浴びるようなジン。

-ベルガモットを軸にした柑橘系のトップノートから展開する果物や花などの軽やかな香り。ボーイッシュな女性の爽やかさ、ダンディなのにどこか可憐といった相反する要素も魅力の中性的な香調。

TONIK/トニック
キナを使った本物のトニックウォーターが少ないなら、蒸留の段階でキナを入れてしまおうという柔軟性が心憎い。だからスパークリングウォーターで割るだけでシュガーフリーのジントニックになる。普通のジントニックのように甘みが欲しくなったら、お気に入りのシロップや極上のペドロ・ヒメネスのような特別な甘味を足せばプレミアムジントニックが出来上がる。ウッディなノートはビターチョコレートやナチュラルチーズとの相性も抜群。

-本物のキナの風味が効いたウッディなベースノートにスパイスが織りなす、ストレートで骨格のあるジン。全体的に清楚で上品、究極のシンプリシティを届けるオリエンタルウッディな香調。

BEL AIR/ベル・エール
多くの人を魅了するベル・エールの凝縮感。フランスの香水文化が開花した絶対王政の時代以来、香料となる植物の聖地として知られる仏領レユニオン島のボタニカルを使い、その特異な島で体験した衝撃をまさに“飲める香水“として作品にした。香りとスパイスの凝縮感もさることながら、香水らしさの決め手となるのは、香水ならではのボタニカルを駆使していることだろう。圧倒的な存在感。

–次々と現れる凝縮した果実の香りは私たちをパリから遠く離れたエキゾチックな異国に誘う。やがて大地に包み込まれるようなウッディなノートに至る魅惑的で官能的な大人の香調。

★手軽な楽しみ方★ 水割りでお楽しみ下さい(サンペレグリノを推奨しています)

パリのシングルモルト。ディスティレリ・ド・パリのウィスキー

Single Malt Whiskey by Distillerie de Paris

Tribute to the grains

SINGLE MALT WHISKEY PARIS/シングルモルト ウイスキー パリ
フランスの首都パリ初の蒸留所。
スピリッツへの知的な情熱と直感に駆り立てられたニコラ・ジュレスは、フォーブル・サン・ドニ通りの奥に隠されたアーノルド・ホルスタインの蒸留器で、革新的かつ最高の美を湛えたスピリッツを生み出している。

モルトのフレーバーを引き出すライトな口当り、確かな骨格とフレッシュな余韻に満ちたオリジナルスタイル。ウィスキーに新たなテーマを携えて登場したディスティレリ・ド・パリのシングルモルト。パルミジャーノ・レッジャーノと合わせると至福。

ー 原料に語らせたい ー

森とつながる。ディスティレリ・ド・パリのメープルスピリッツ

Maple Spirits by Distillerie de Paris

MAPLE SPIRITS/メープル スピリッツ
カナダの厳しい冬が終わりを告げる頃、雪解けとともにメープルの樹から樹液が流れ出る。植樹もせず、伐採することもなくただ森を潤す水が樹液になるのを待つだけ。ニコラ・ジュレスはメープルシロップには使えず廃棄される樹液があることを知り、ケベックの森の命をそっとそのままボトルに封印した。自然とのつながりを呼び起こすスピリッツ。

#唯一無二